輪島屋善仁
【輪島屋善仁】根来 大椀 洗朱塗
【輪島屋善仁】根来 大椀 洗朱塗
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オーダー品:納期約4か月
塗 :洗朱(オレンジ色の顔料を混ぜた朱色で、橙色に近い明るい発色が特徴)
現状のかたちから感じられる力強さと美しさは、使いこまれることにより、朱色の色合いと時を経た面の黒ずみが自然のコントラストとして立ち現れることが期待できます。堂々たる無作為の美しさ。使われ、完成する美が生み出されています。
~上質なJAPANESE MODERNと暮らす~
インテリアをJAPANESE MODERNに演出する輪島屋善仁による『根来の再来』
上品でありながら力強さを感じる根来塗の良品の数々。
時代を超えたモダンな形状と目にも鮮やかな朱の色は、シェルフにたった1点飾って頂くだけで空間を和の空気に塗り替える力を持っています。
~根来とは~
根来、根来塗は、その名を紀州・根来寺で製作、使用された漆器に因む。
しかし根来寺が天正3年(1585年)に秀吉の兵火に全山焼失すると、根来塗る命運を共にする。
現在、多くある根来塗の内、根来寺製はごく少なく、確信をもてるものは一点のみとされている。
ただ近世に至るまで根来寺風の漆器は全国で製作され、根来産の確信が得られずとも、堅牢で根来の風合いを持つ漆器を「根来」「根来塗」と呼称するにいたっている。
外に「京根来」「奈良根来」「絵根来」「黒根来」等の呼称もある。
~根来の再来~
『根来の名品に見られる魅力は、単純明快と云われる造型の力強さと、親しみを覚えるぬくもりだろう。だが、これらの魅力は塗肌の味わいがあってこそ引き立てられる。そして、根来の塗肌の味わいは、長い時間が創り出した醸成の美である。
「根来の再来」は長い使用に充分に耐え得る。又、あきのこないシンプルな形をめざした。更に摩滅、打痕、千割れ、刷毛目、漆のヤセ、布着せの境、木地の木目といった使用中の変も後の味わいの要素となるよう考え製作した。
ただ、この商品群には使用経験がない。時が創る芸術性が不足している。漆の美は作り手である我々では完成させることが出来ない。漆の器は使い手が完成させるものだとしみじみ感じている。』
今一つ大きな不足がある。古典に学び参考としたものの出来はいい。しかし、新しい美を創造する力はまだまだ不足している。
日本漆芸史上最良の物づくりをめざしながら無力感に襲われる。だが、これを精進の程として最良の物づくりの看板はおろさない。
『輪島屋善仁 根来の再来 美のかたち』より抜粋
■輪島屋善仁
輪島屋善仁は江戸・文化年間(1813年)創業。以来200余年、職人は「人格崇高たるべし」との家訓のもと、技術と感性の向上を求める風土を育んできました。
最良の器は、精緻な技を持つ名人・名工の分業のリレーにより誕生します。名品はそれらを取り締まる漆芸プロデューサーの審美眼、理念、文化力によって決まります。輪島屋善仁は当主自らが漆芸プロデューサーとして、素材、技術、意匠を監督することによって一貫した理念を製品に反映するよう努めています。
今日、明治初めと比べても日本産漆の生産量は激減しています。一般に生活環境の変化が衰退原因の第一とされていますが、漆器製作の現場に漆の本質を追究して現代に投影する精進が足らないのでは、と小社は考えています。現代のものづくりが、過去と比べて見劣りするようでは未来はありません。
時代を超えて日本漆芸史上最良のものづくりを目指すのが輪島屋善仁のテーマです。
Materials
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洗朱塗
Shipping & Returns
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Dimensions
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