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【流浪の作家】真木孝成展 ~夜気(やき)をまとう~

【流浪の作家】真木孝成展 ~夜気(やき)をまとう~

作家 真木孝成氏は長らく海外で暮らしていたため、日本でのキャリアは断絶した状態でした。更に浅学なため氏の名前や作品について全く知りませんでした。しかし、帰国後、作家としてのキャリアを再スタートさせ、現在70を超える年齢となっても新しい挑戦を続けていらっしゃいます。
 世間一般の価値に縛られない自由な心が表現された器には、おおらかな氏の人柄を想像させる反面、その質感にはどこか研ぎ澄まされた精神性を感じます。

g KEYAKIZAKA、真木孝成

■水が揺蕩うような生き方

 ユニークな経歴を持つ作家 真木孝成。その流れを垣間見ると、1978年に独立後、国内での活動を経て1985年にインドへ初の渡航。旅を続けつつ2000年代には活躍の場を北米、ヨーロッパに移すも、中米ベリーズにおいて自給自足の生活を始める。2015年に帰国し、日本での再スタートを切ったという異色の作家である。

 

g KEYAKIZAKA、真木孝成

■夜の気配を感じる
 その作品を見た時、すぐ言葉にできなかったのですが、夜の冷えた空気を器の形に留めたように、黒く乾いているはずの器肌に水気…、「夜気」を感じていたのです。
夜気をまとった器で呑むお酒はとても美味しいのでは?その想いから酒器をメインに器を製作していただきました。
 日ごとに秋が深まり、冬が近づいている中、真木孝成の器から夜の清涼な気を感じてください。